お世話係あやと動物との出会い②|Junichi Blog

お世話係、野生動物保護のボランティアを始める
こんにちは!Junichi Blogのあやです。
今回は私が中学生の頃の話を少ししたいなと思ってます。
周りのお友達が恋バナに夢中な頃、
私がその頃夢中になってたのは・・・カラスでした😅
世の中でのイメージはあまり良くないけど、
カラス、めっちゃ可愛い上に本当に賢いんですよ。
カラスを自宅で飼育していたのですが、
カラスって実は簡単に飼えるわけではなく、
もし飼育する場合、きちんと許可が要るんです。
なぜカラスを飼っていたのか・・・?
そもそも本当はカラスが飼いたかった訳ではなかったんです。
でも、結果カラスの魅力によってカラス大好き少女にされてました。
私が住んでいた県には、怪我や病気の野生動物を保護する施設がありました。
確か新聞、だったかな?
その野生動物保護施設では一般ボランティアを募集していると載っていて、
特に年齢制限などもなかったので、応募して研修を受けてきました。
そこの施設でボランティアがする事は、
鳥舎や獣舎の清掃や、動物たちのご飯の用意等、餌付けなどの簡単なこと。
最初は施設の方や先輩ボランティアさんに教わりながら、
色々なことを経験させていただきました。
狸とかハクビシン、ちょっと珍しいアナグマ、コウモリが来てたり。
鳥だとスズメやヒヨドリなどの身近な鳥から、梟、鷹などの猛禽類とかまで。
色んな動物を間近で見ることができたので、もうパラダイス!!
清掃も楽しいけど、鳥の餌として芋虫を採取してきたり、
色んな仕事がありました。
そんな仕事を嬉々として行う中学生は変わり者だと思うけど、
本当にボランティアの時間は楽しかった。
遂に・・・自宅での保護ボランティアに挑戦
しばらくボランティアに通っていた頃、長期ボランティアという存在を知りました。
もう回復の見込みがない、
自然には返せないと判断された鳥獣を、
ボランティアスタッフの自宅で預かる制度です。
お世話係、最高に魅力を感じる内容で、
施設の方からもやってみる?と声をかけていただきました。
長い間の憧れがあって、猛禽類飼ってみたかったんだよね!!やった!!って思ってたけど、
その憧れはあっけなく打ち砕かれる。
中学生は猛禽の飼育許可が降りないとのこと。
野生動物でペットではないので、
飼育の際は県に申請をし、許可を取らないといけないのですが、
中学生だと猛禽の飼育許可が降りないんです。
ちょっと凹んだと同時に、これは運命だ!!って思いました(笑)
仲良しカラスちゃんとの出会い
よく清掃に入るカラス小屋があったのですが、
そのカラス小屋の中で1羽だけめっちゃ仲良くなったカラスがいたのです。
カラスも見慣れてくると意外と個体の違いもわかる様になるのですが、
その子はボランティアスタッフの中でも嫌われ者でした。
風切り羽という飛ぶ為の羽根は全く生えてこなくて、
それ以外の羽根も所々禿げている、ちょっとみすぼらしいカラス。
イタズラ好きで掃除に入ったスタッフさんを突いたり、
掃除道具を盗んだりで、問題児扱いされてる子でした。
歩き方も斜めにぴょんぴょん飛び跳ねる独特な動きをするので、
スタッフの間では「きんちゃん」って呼ばれてた。
私はこの子が大好きでした。
突かれてもあまりびっくりしなかったせいか、
段々仲良くなって、あまり突かれたりはしなくなり、
掃除中はよく一緒に遊んでました。
他のカラスからはイジメられるみたいで、孤立してるカラスだったのですが、
私にとっては特別な子でした!
カラスを我が家にお迎えすることに!!
という訳で、初の長期ボランティアとしてお迎えするのは、
この変わり者カラスに決めました!!
施設の方はびっくりして、
「他に綺麗なカラスもいるよ!?本当にこの子で良いの??」と何度も確認されたけど、
この子が良いと言って、色々な手続きを行い、我が家へ!
名前は羽が生えて欲しいって気持ちと、
愛嬌のある子だったので親近感のある単語を選び、
「羽郎」(ハロー)と付けました。
鶏?九官鳥?いいえ、カラスです!!
さてさて、そんな経緯で我が家に来たハローちゃん。
ハローは家の庭に立派な小屋を建ててもらって、
ナワバリ意識がちゃんとあるのか、庭をぴょこぴょこ行ったり来たりするけど、
庭の外には出なかったです。
その感覚の鋭さにも驚いたけど、
ちゃんと夕方には小屋に自分から戻って、鍵をかけてもらうのを待ってます。
時には遊び足りなくて、わざと小屋の周辺を走り回って、
追いかけてもらう遊びもよくしました。
そんな新しい生き物の姿を見て、ご近所さんから、
「鶏?九官鳥飼った?」とよく聞かれました。
「いや、カラスなんですよ」って返事すると、皆驚いてたけど、
いつの間にか近所でもちょっぴり人気者になってました。
ピーナツ投げるとちゃんとキャッチ!
色んな物を色んな場所に隠して遊ぶ。
好奇心が旺盛で、庭中に宝物が隠してあり、
それを掃除しちゃうので母が箒を持つと、凄い怒ってました。
あと印象的だったのは、
冬氷が張る様になると、氷を割って集めるのが大好きだったのですが、
弟も氷を割りたくて朝一の大きな水たまりに張った氷を割っちゃったんですよ。
そこからハローちゃんは弟を敵視。
弟の靴を隠したり、靴の中に自分のご飯を隠したり、
ちょっとした嫌がらせが始まりました。
ご飯隠すのも、弟が嫌がってる様子を見て、嫌がらせになるって気づいたんだと思うし、
私の靴の中にはあまり入ってなかったから、
その性格の悪さというか、賢さには、本当に驚きだった。
お世話係、嵐の夜にカラスの賢さを実感!!
めちゃくちゃ印象的な出来事があって、
ハローちゃんの小屋のドアは、金網で出来てるので、風通しが良いんです。
そんな中、結構な台風が来て、風の強い夜がありました。
次の日の朝、いつも通りお世話のために小屋を覗くと・・、
新聞紙が小屋に貼り付けてあったんです。
内側から新聞紙がかかってて、丁度ドアに引っかかるように折り目がつけられてて。
それを見て、母がかわいそうだと思ってやってくれたんだって思って、
母に「ありがとう!ハローちゃんのドアに新聞」って伝えたら、
「なんのこと!?」って返事が。
最初はまさかカラスが自分でやるとは思えなかったので、
母と一緒にご近所さんの方に色々声をかけまくったのですが、
誰も現れず。恐らく自分で風除けに工作したんだという結論になりました。
カラスの頭の良さに驚きの連続
ハローちゃんを飼い始めた頃は、
そんなまさか!!って思ってた出来事でしたが、
長く暮らすと共に、そんなことは余裕でできる生き物なんだ・・・って、
実感することになっていく。
そんな訳でお世話係あやの、
大切な中学生の青春時代は世間の嫌われ者であるカラスに、
どっぷり心奪われてしまうのでした。
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